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構医NEWS

構造医学に関する研究知見や
学術会議をご案内いたします。

大阪学術会議のお知らせ

Sep.5,2018

第23回日本構造医学会 大阪学術会議 特設ページ

平成30年11月23日(金・祝)に大阪大学中之島センターで開催される学術会議の情報を掲載しています。
近年では最多となる8つの演題発表が予定され、実際に構造医学を実践してどうなのか、その経過と考察を、臨床者自身から直接聴き、質疑応答で尋ね、座長カンファレンスでの議論に立ち会うことができます。

胸郭過拡張について

Aug.30,2018

換気障害と胸郭過拡張に関する構造医学解析

胸郭過拡張が換気能を低下させる原理を、日本構造医学研究所長吉田勧持が概説した。
出典 : 地球環境問題医療者会議(2018.7 第3講) / 掲載許可 : 構造医学研究財団

甘草エキスの可能性について

June.20,2018

外用途としての甘草エキス全抽出物の可能性

細菌性の炎症や虫刺されに対し甘草エキス全抽出物を体表塗布した症例報告。
本論文の特長 : 経口用途が主体の甘草エキスを外用途に応用した点、単一成分(グリチルリチン酸)にのみ着目し美容液等に用いられる例は多いが、全抽出物を使用した点で、本論文は画期的である。
- 加藤進 : 第22回日本構造医学会東京学術会議論文集(本稿)(2017) p.4-8

側弯症の演繹解析

May.18,2018

所長論文「側弯症の演繹解析」

近年本邦において幼少青年期の異形成長として問題となっている特発性側弯症を含む構築性側弯形成の機序について、当研究所における臨床観察結果や、系統発生の問題、さらには、比較個体発生を検討し、これに対して演繹解析を行うことでそのメカニズムや諸発の臨床的影響に対して論じる。

歯科と構造医学

Dec.20,2017

所長講演「歯科と構造医学」

構造医学の初学者がつまづきがちな「構造主義」「帰納と演繹」という用語にはじまり、誘導寛骨フライホイールや姿勢制御に関する演繹解析を実際におこなってみせ、心疾患への処置に帰結する流れは、講演ならではの噛み砕いた表現となっている。

構造医学とは

構造医学とは、西洋医学と伝統医学を補完する医学です

構造医学は、プラズマ・界面物理学者である吉田勧持(理学博士・医学博士)が提唱した医学です。

例えば社会学と工学、経済学と心理学など、異なる専門分野をもつ研究者同士が交流し、知見が交わることで新たな視点や考え方が得られ学問が発展することがあり、境界学あるいは学際研究と言われます。
本国の歴史を見ると、1960年頃に専門分野の垣根を越えて交流することの意義が明確に意識されはじめたことで、様々な専門家を集めて研究を行う組織・機関が多数設立されました。
これらはシンクタンクと呼ばれ、1970年に最初の隆盛を迎えたことからシンクタンク元年とも名づけられています。
日本構造医学研究所はこうした時代の潮目に生まれました。

構造医学を知りたい、実態を確かめたいという声は患者に限らず多くあります。

構造医学の考え方や理論体系は、専門書や一般書として早くから公開され、その臨床経過は日本構造医学会をはじめ様々な学会・研究会で発表され、その論文は2009年までは学会誌として一般書店でも販売されていました。
現在も国会図書館はじめ様々なチャンネルで入手し読むことができ、国立研究開発法人科学技術振興機構にも正規論文として収載され、当事務局からも学会員に限らず一般販売可能です。
また、セミナーや市民講座等で、提唱者と直に話し学ぶこともできます。

構造医学とは何かを知ろうとするとき、これらの情報に触れることが、的確かつ最も労の少ない方法ですが、複数の専門分野をまたがる学際研究の宿命として、医学者には数理的過ぎ、理学者には実践的過ぎるきらいから、敬遠や誤解を生みやすいのも事実です。
演繹論による論理展開も、帰納論に基づく医学エビデンスの流れには理解されにくいものです。

一例を挙げれば、構造医学が、物理学者により創設された医学であることから、F=maに象徴される力学へのイメージとあいまって、人体構造を力学的・工学的に解析したもの、バイオメカニクスの類型分野であるかのように捉えられることがあります。
しかし実のところ、構造医学の「構造」とは、力学的・あるいは幾何学的構造ではなく、現代思想のひとつである「構造主義」に由来したものです。
よって構造医学を学際的な側面から定義する場合、「物理工学と医学を横断分野として人体を解析し、その包括的な手法として構造主義を用いるもの」となります。

「構造主義」とはソシュールの言語学を祖とし、1960年代、人類学者のレヴィ=ストロースによって普及したものであり、哲学、あるいは方法論に分類され、その内容は多数の専門書があり難解ですが、しかし提唱者である吉田勧持は、こうした定義と説明の連鎖を迂回し、医学の本質である「人の健康に資する」という目的を見定め、前述の日本構造医学研究所とともに付属臨床施設を開設し、40年近くにわたり臨床を続けてきました。

1Gという正常重力の場を基軸として構造医学が解き明かした命題は、多くの学際研究同様、時に従来の専門分野と干渉し、あるいは矛盾するパラダイム(説明体系)に遭遇することで、ある種の摩擦や誤解を避けられませんでした。
それは学際研究が推し進められる原動力でもありますが、構造医学が「完全な医学」あるいは「西洋医学に反する医学」ではなく、「西洋医学と伝統医学を補完する医学」であることは強調されるべきです。

構造医学は創設早期から様々な形で世に問いを投げかけ、その成果は整形外科領域や歯科領域のみならず二足歩行ロボットのアルゴリズムや人工関節等の理工学分野にも取り入れられ、また、交通外傷の応力解析にあっては法曹への提言として採用されています。
構造医学の治癒成果や理論的整合性に賛同を覚える臨床家も徐々に数を増していき、毀誉褒貶の歴史を越えて、いまでは全国に1100名近い医学会員を擁する日本構造医学会が活動を続けています。

ひとりの物理学者が起草した構造医学は、安全性を最重視し、多数の臨床家による40年近い平癒成果の歴史を得て、向後も医療と福祉に貢献します。

PAPER

日本構造医学会が発行する論文集及び季刊誌

学術会議 論文集

日本構造医学会 論文集

日本構造医学会における一般演題の論文集です。
2010年の第15回学会以降、開催回ごとに毎年発刊しており、開催回によってはバックナンバーの取扱いもあります。
日本構造医学会への会員登録がない場合も購入可能(非会員誌価)ですので、興味のある方は事務局へお問い合わせください。

学術会議 論文集

季刊 構造医学

専門分野の垣根を超えた学問再構築の第一頁となることを目指し、日本構造医学会の機関誌として1995年に創刊され、2009年までの15年間・57巻にわたり発行された季刊誌です。
第14回までの日本構造医学会一般演題論文に加え、構造医学に関する様々な記事や付属臨床センターで奮闘する医師の診療録等を掲載しています。

今後、学術情報の一部オープンアクセス化を目指して、
論文集及び季刊誌のバックナンバーの中から論文等を抽出し、
随時本ホームページ上で掲載していく予定です。
TEXT

構医研での研究を基礎に人体を解析した教書

構造医学の原理(基礎編)

構造医学の原理 ― ヒトの直立と歩行から ―

主な目次

第1章 構造医学の原理
第2章 生体潤滑理論
・摩擦および磨耗・生体潤滑の機構要素
第3章 人類の運動上から見た特性(直立と直立二足歩行)
・二足ジャイロ機構・歩行と生理機能・寛骨フライホール運動と二足ジャイロ機構 ほか
第4章 運動機能の機構要素
第5章 バイオメカニクス
・構造医学の新しいモデル・脊柱の生理的運動分析・骨盤の構造とバイオメカニクス ほか [以下略]

構造医学の臨床

構造医学の臨床

主な目次

第1部 難治性疾患に対する構造医学的アプローチ
第1章 めまいの臨床
[1] 身体の平衡
[2] 前庭器の生理上からみた特異点
(1) メニエール病
(2) レイモワイエ症候群
(3) 良性発作性頭位眩暈
(4) 高血圧によるめまい
第2章 顎関節のバイオメカニクスとTMJ症候群に対する応用療法
顎関節開閉のメカニズム
(1) 右開口不全型の場合
(2) 右閉口不全型の場合 [以下略]

構造医学解析Ⅰ

構造医学解析Ⅰ

主な目次

Ⅰ. ヒト顎関節の演繹解析とバイオメカニクス
~ 直立二足歩行とのかかわりから ~
(1) 補食、移動、生殖から考えること
(2) 顎の意味と頭位軸慣性平衡系
(3) 要素比較人類学(膝と顎の比較から)
(4) 歴史的知識の踏襲から
(5) 顎関節構造の演繹解析(円錐のもつ意味)
(6) 透明頭蓋モデルによる解剖学的検証
(7) 顎関節の運動解析
(8) 頚椎および舌骨の顎関節機能に及ぼす効果
(9) 顎関節ルーズニング [以下略]

男女対照 生体の構造とデザイン

男女対照 生体の構造とデザイン ― いま明らかとなる人体の驚異 ―

著 : アレグザンダー・シアラス
邦訳・監修 : 吉田勧持(日本構造医学研究所所長 / 医学博士・理学博士)

主な目次

外壁(外皮系)
コントロールの電気化学(脳と神経系)
感覚(感覚器)/構造の骨組み(骨格系)
モーターのメカニズム(筋肉系)
コントロールの化学(内分泌系)
熱の循環(心臓血管系)
セキュリティ(免疫システム)
ガス交換(呼吸器系)
塊(物質)の摂取と排泄(消化器系)
上水道と下水道(泌尿器系)
複製(生殖器)

カラー図解 ムービングボディ

カラー図解 ムービングボディ ― 動きとつながりの解剖学 ―

著 : クリス・ジャーメイ
補遺(アナトミートレイン) : トーマス・W・メイヤーズ
監訳 : 住岡輝明(構医クリニック新水前寺所長・医学博士)

主な目次

1.解剖学上の基礎知識
2.組織
3.骨
4.体軸骨格
5.体肢骨格
6.関節
7.骨関節と筋膜
8.アナトミートレイン

BOOK

構造医学を平易な言葉で紡ぐ書籍を通じて構造医学の扉を開いてみませんか。

構造医学の原理(基礎編)

構造医学 ― 自然治癒のカギは重力にある! ―

吉田勧持著(日本構造医学研究所所長 / 医学博士・理学博士)
産学社 エンタプライズ
価格(消費税込) ¥1,944

主な目次

序章 「不断の動き」それが生命の本質
第2章 直立二足歩行
第3章 顎関節の生物学的意味
第4章 生体内カンナ効果と交通事故の応力解析
第5章 生物と熱(生物熱機関の提唱)
第6章 生理的局所冷却療法
第7章 思考まで影響を及ぼす重力
第8章 生理歩行

『歩行』と『脳』

『歩行』と『脳』

吉田勧持著(日本構造医学研究所所長 / 医学博士・理学博士)
産学社 エンタプライズ
価格(消費税込) ¥1,728

主な目次

Ⅰ 脳について
1. 脳はなぜ、からだの上にあるのか?
2. 脳の形成
3. 脊柱彎曲の変遷と脳の成長
4. 脳の萎縮ほか
Ⅱ 血圧について
Ⅲ 歩行について
1. 命に係わる「生理歩行」
2. ウォーキング・ブームに危惧
3. 二足歩行によってサルの骨格形状に変化
4. 骨格筋のポンプ機能ほか
Ⅳ 心の持ちよう

構造医学事始

構造医学事始 ― 歩きと冷やしの診療奮戦記 ―

住岡輝明著(構医クリニック新水前寺所長・医学博士)
産学社 エンタプライズ
価格(消費税込) ¥2,160