日本構造医学会の活動をご紹介いたします。

日本構造医学会

日本構造医学会とは

本学会は、構造医学に対する正しい認識とその普及により、質の高い安全な医療を通して社会に貢献することを目指し、医師/歯科医師/薬剤師/柔道整復師/鍼灸師/按摩・マッサージ・指圧師を中心に、現在約1100名の学会員が登録・活動しています。
また、構造医学に基づいた臨床報告や研究発表を目的とした正規学術会議を1年に1度、例年10月または11月に開催しており、医療者を中心に理工学者や農家など多彩な会員が闊達に議論する場として年々評判を集め、25周年を迎えた2020年までにのべ5000名を超す参加者が全国から集い、歩みを重ねてまいりました。

日本構造医学会は“開かれた学会”を目指しており、形式や硬直性を排し、入会において資格等の制限はありません。
実際に患者自身による発表が行われるなど資格・専門・学歴障壁は取り去られ、様々な分野で活躍される会員からの発表や実態を踏まえた現場からの提言がなされ、多くの会員の皆様にとって医学的士気を高める場となっています。
昨年、第22回目の開催からは、本学会の柔軟な特色をさらに推し進めるため、新しく「座長カンファレンス」と題して座長、演者および参加者の全員により議論を深めるプログラムを加えました。

正規学術会議で発表された一般演題の本稿は、「日本構造医学会 学術会議 論文集(本稿)」として開催会毎に発刊し、国の主管する国立研究開発法人科学技術振興機構の正規論文として収蔵されています。
論文集は日本構造医学会への会員登録が無い場合も購入可能(非会員誌価にて取扱い)です。
日本構造医学会学会員になりますと、会員証が発行され学術会議に参加可能となり、例年8月中旬以降には、その年開催される学術会議の案内と演題発表要旨が掲載された抄録集が送付されます。

学会創設の意味

日本構造医学会 理事長 吉田勧持

私は澤瀉久敬先生がよく言われていた「病気を診るのではなく病人を診るのだ」という言葉に感慨を受けており、構造医学を創始しようと思い立った際、その「病人を診る」ということについて議論をしておかなければ、我々が個々に対応する問題のもたらす意味がわからないという、非常に大きなテーマが絡んでいると考えました。

現状、在野におかれる先生方が編み出された独自の診療方針や治療法は個人技として扱われ、一般の医療の公共性との間に齟齬が生じる場合があります。しかしその中には、将来的にある種の疾病に対する突破口となり得るものも存在しており、その存在は一体如何なるものなのか議論し発見する場が必要なのではないか。さらにその議論において共通の価値観が生まれるのであれば、それは先々、公共の診療として承認され得るのではないか、とも考えました。
一般的にこのような議論は、公共性のある政府や政府機関等によってなされるものでありますが、在野における我々の立場からすると、日常の診療行動について全て否定された場合、行使できる手段が絶たれますので、自前であっても「学会」という形の場でまず議論を行う必要があると考え、学会創設に至りました。創立当初は円卓会議という、議論を深められるスタイルから始め、会を重ねる毎に、その目的に対して一歩ずつ踏み込んで参りました。

そもそも、疾病の基礎を形作るもの、あるいは基礎的な共通項とは一体何でしょうか。地球における生命体であれば重力も一つの大きな要素になります。また、ヒトに特有の疾病形態もあります。それはヒトが、音楽を楽しみ、芸術に触れるなど、他の生物とは異なる生命活動を営むに加え、多様な価値観を持つ生命体である故です。その生命体がある特有の病気をするわけで、その因子には社会的圧力や個々との軋轢など様々な要素があり、特有の内部変換がなされ、ついには疾病という形態を生み出す背景があるのです。これはヒトが、未来の価値をも内包して生きている証でもあります。こういったヒト特有の疾病について、皆で議論する必要があると思っております。

先生方の大半は少数の学会に所属しているか、中には全く所属していない方もおられます。しかし自分だけ、単独・個人の思い込みにて自己満足的診療がなされていることがあり、これは必ずしも患者さんの利益に供していない場合があることも知っておく必要があります。提示された成果は事実の検証がなされていないどころか、大きな問題をひき起こす因子となり得るものかもしれません。その認識のためにも、大きな時間と空間の中において、議論が必要であろうと思います。とりわけ少数での議論は独善的になりやすい傾向があるため、ある程度の規格・大きさの学会が作られる必要がある。そしてその参加者は、診療を行使する側の人間、その診療をサポートする人たち、その診療を直接受けた人たち、あるいはそれを社会的な部分から観ている人たちという、非常に大きな枠組みで構成されるべきであり、そこで交わされる共通議論が、その時代における重要性を認識させ、未来へ向けた可能性の示唆になるという側面も、この学会で活動する意味であると思います。

多くの方に参加して頂き、自身の思考、志や決意を励起、形成することに役立つことと信じております。

学術会議のご案内

令和3年10月31日(日) 東京 学士会館

大都市圏で開催されるため参加しやすく、構造医学に触れ、構造医学会員と直に交流する貴重な機会であるため、構造医学の入門としても適しています。
昨年は創立第25周年の区切りに相応しい活気あふれる学会発表となりました。本年は新たな一歩となる第26回を、学問の殿堂・学士会館で開催致します。すでに多数の発表希望者のエントリーを受付けており、意欲と向上心に満ちた学会となることでしょう。今夏には開催案内を公開予定です。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
入会申し込みはこちらからお願い致します。
併せて、近年開催した学術会議の報告もぜひご覧ください。

学術会議の様子

日本構造医学会は
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