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【特別掲載】電離性酸化水(機能水)の殺菌効果について

【特別掲載】電離性酸化水(機能水)の殺菌効果について

2020.02.05

構造医学40周年にあたって過去の記録をひも解く中で、季刊構造医学の創刊号に『構造医学研究所15周年祝賀会』のレポートを見つけました。当時好評を博していた『構造医学ニュース』の一コマとして掲載されたものです。

ちょうどその15周年の記事の隣には、電離性酸化水による殺菌のしくみを、日本構造医学研究所が発表した報告が載っていました。
国立予防衛生研究所をはじめ全国の病院、研究所、企業等から1500名が参加した機能水シンポジウムは、その後日本機能水学会となって現在も活動が続けられています。

電離性酸化水について、所長は「エンベロープ型のウイルスには効く」と話されていました。かの新型コロナウイルスもエンベロープ(ウイルスがまとった脂質膜)型で、消毒感作性が高いと言われる種類です。
殺菌メカニズムは一般に化学、生化学的作用に焦点が当てられます。例えば「(新型コロナウイルスのような)エンベロープ型のウイルスは、その膜が主に脂質性なのでアルコールや有機溶媒で殺菌できる」といった理解です。一方「電離性酸化水」は、微生物やウイルス構造に隠れた電荷コンデンサを見出し、そのコンデンサ破壊による物理学的な破壊(殺菌)に言及している点がユニークです。詳しいしくみは論文をご覧ください。

< 出典 > 著 者:吉田 勧持(日本構造医学研究所所長)
掲載誌:日本構造医学会編:季刊構造医学 第1号,1995.12.10

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