Science council東京学術会議
日本構造医学会は、日本の大学発祥の地である東京・学士会館にて、第26回日本構造医学会東京学術会議を開催しました。 新型コロナ禍での開催に小川宏学会長は「人のつながりが絶たれ、三大生理要素である移動の制限により基礎体力や自然免疫力の低下が危ぶまれる」と指摘した上で「生活環境学を大要に据えた構造医学が示してきた、現代医学と伝統医学、処置と養生学、科学と生命哲学の統合の有意性がより鮮明になってきた」と述べ、開会を宣言しました。 診療の傍ら研究を深めてきた10名の発表者による演題に、収容上限に達した学会員が真剣に耳を傾け、時に白熱した質疑が交わされました。 吉田勧持理事長によるエキシビジョンレクチャーでは「本会は資格制限がない。なぜか?医療者も患者もその家族も、医療に直接携わっていない人すらも参加してきた。なぜか?専門家集団での合意形成や、パフォーマンスではない。その真意を考えることが今後の糧となる」と問いかけ、締めくくりました。