日本構造医学会第25回大阪学術会議 日本構造医学会第25回大阪学術会議

構造医学とは 構造医学とは

構造医学は、生命が1Gという重力場(系)の中で発生し、活動が営まれることを基軸に、物理工学と現代・伝統医学を用いて人体を統合的に捉えようとする医学です。生理歩行・生理冷却・生体潤滑を基本とし、顕病の平癒だけでなく潜病の発見および平癒、未病の原因排除を目的とし、診断や治療を行っています。

人類は進化の過程で、歩行や指先の細やかな動きなどの高い運動能力を獲得しました。これは骨格とそれに接続する骨格筋によるものです。
骨格に着目すると、人体の骨は200以上存在していますが、舌骨を除くすべての骨は他の骨と関節によって連結し動いています。関節は関節液を内包しており、関節液によって動作のたびに骨同士が滑ることでスムーズな動きを支えています。
重ねた物体の接着面に潤滑剤を塗った滑りの実験では、物体間に近接力(荷重)をかけた状態の方が、荷重のない状態より滑りやすいという日本構造医学研究所による研究結果があります。

人体は母胎に宿ったときから重力1Gの負荷を受けている以上、言わば重力を受けることで生理性を保つ生物であり、関節もまた上記実験と同じ状況であると言えます。
構造医学が生理歩行を勧めるのは、歩行による自重の圧力によって関節の滑りを改善し、生体潤滑が行われるためです。それだけでなく骨や血液、免疫細胞を作り出したり、足には全身の7割もの筋肉があることから、血液循環が活発になります。

また生理冷却については、昔から「熱を取る」と表されているように、怪我などの炎症や欝熱に対しその熱を取ることを指します。怪我の急性期は局所に負担が掛かり、炎症反応を起こしている状態です。膨張や発熱、疼痛は血流量の増加によるものですが、患部に対し冷却を行うことで増加している血流量を定常に戻し、熱を取ることで諸症状を抑えます。
これは「何℃まで下げる」といった温度を目標とした考え方とは異なる概念です。

構医研究機構では、構造医学を用いた臨床に関する論文も掲載しています。ぜひご覧ください。

参加費について

金額は消費税込です。
参加費には論文集代金が1冊分含まれます。

                 
消費税10%込み
参加費
論文集1冊込み
懇親談話会 論文集※単品
事前申込 当日申込
会員 13,200円 16,500円 懇親談話会は開催しません 1,320円
ゲスト 一般 17,050円 不可 3,520円
ゲスト 学生 5,500円
西村和雄 西村和雄
第25回記念大会 日本構造医学会 大阪学術会議 開催のご挨拶
第25回記念大会 日本構造医学会 学会長 西村和雄 (京都大学名誉教授)

令和2年における日本構造医学会の学会長の任を仰せつかりました西村和雄です。第25回大阪学術会議開催にあたりご挨拶を申し上げます。

構造医学は吉田勧持先生の手により誕生して40年、人間であれば成人式を2回迎えました。本学会も構造医学に対する正しい認識と普及により、質の高い安全な医療を通して社会に貢献することを目的に1995年に創立されて、今年で25回を迎えました。親子二代に渡って会員という先生も多数おられます。これも、歴代の会長先生、そして真摯に研究に取り組まれてきた会員の皆様のご努力、ご尽力のたまものと思います。

類を見ない高齢化社会に入った日本、高齢者医療、IPS医療、AIの医療への活用など、新しい課題が山積する中、今年は、新型コロナウィルス感染症の拡大により、甚大な被害を受けました。ウイルスの発生源は未だ解明されてはいないとはいえ、感染症の流行の危険性については、常々、世界の科学者が警告していたことでもあります。

不易流行というように、それでも、本質が変わるわけではありません。構造医学は、人の存続と維持のための原理を地球環境との関わりの中で統合的にとらえて明らかにします。学会員の皆さんは、「重力が生命へ与える影響」、「生理冷却の重要性」、「生体潤滑」、「生理歩行の重要性」という原理に立つことで、激変する時代を切り抜けて頂いていると思います。

本学会は、“開かれた学会”を目指して、入会において資格等の制限を設けず、会員が、様々な現場からの提言を行い、互いに触発し、高め合う場となってきました。

今年の大阪学術会議では九題の研究発表が予定されていること、関係各位の方々に深く感謝申し上げます。学術会議が開催される11月上旬は気候もよい時期でありますので、多くの学会員が大阪にいらして、活発な議論をするとともに、これからの医療のあるべき姿を学び、日常の診療・研究に役立ていただきたいと願っております。

最後に、日本構造医学会学術会議がよき伝統を守り、ますます発展することを祈念しまして、私の挨拶とさせていただきます。

吉田勧持
吉田勧持
第25回記念大会 日本構造医学会 大阪学術会議によせて
日本構造医学会 理事長 吉田勧持

本大会(学術会議)につき、一言御礼とご挨拶を述べさせて頂きます。

構造医学は誕生から本年で満四十年の月日が流れました。本学術会議も25回を数え、まさしく永き間皆様に支えられ生き抜いてくることが出来ました。

思い起こせば、平成11年の第4回大会ののち、内閣府傘下の日本学術会議より入会の勧めがございましたが、当時の本学会の未成熟性を鑑み辞退させていただいた経緯がございます。その後、本学会は独自の自由なる気風の上に立って、皆様からの忌憚のない発表を受け、真摯に議論し、何らかの形で社会を構成する人々に対し、還元することを目指し活動をしてまいりました。

臨床の現場は必ずしも検証可能性を持っているとは限らず、だからこそ我々は謙虚な態度でその観察の真実性や発想の有益性について、たゆまぬ歩みで対処せねばならない訳でもあります。

臨床においては、短期的有用性が必ずしも生命現象に対する有益性とは限らず、長期の有益性もまた個々の生命体が限られた時間軸の中では有益性を享受し得るとは限らないといった複雑な関係性が存在しております。その中にあって、我々の一歩は何らかの有用性の比率が高く、為害性の要素が極めて少ない事を重要な要素として、選択・判断し進んでいかなければなりません。

本年も、現場からの事実に基づき得られた所見が数多く発表されております。中には、現代科学の現状からは未だ説明の領域に至っていないものも存在しておりますが、真摯な態度で観察されたその事実は事実として私たちは脳裏に留め、いつの日か解明されることを願い、皆様と共に歩みを進めてまいりたいと考えております。実在から得られた所見を述べることは、とても大切なことと感じております。本年の演題発表は、第25回記念大会に相応しい勇気ある挑戦と感じております。発表者の皆様に敬意を表したいと思います。

本年の第25回記念大会は、京都大学名誉教授であられます西村和雄先生に、その総指揮たる学会長をお願いし進めることができますことに感謝しております。

また、この素晴らしき大阪府立国際会議場の場を借りて挙行することが出来まし たことにも重ねてお礼申し上げます。

さらに、新型コロナウイルス感染症の災禍の中、困難を超えて開催にこぎつけることが出来たことを学会長先生に御礼申し上げますと共に、黒子となって活動していただきました実行委員の皆様、本会をあたたかく育てて頂いております理事の先生方、さらに事務局を含め会議場の関係者皆様に厚く御礼申し上げます。

吉田勧持

演題一覧

日本構造医学会は2年連続で近年最多の演題発表が行われており、研究が一層活発化しております。本年も9題の発表に加えて、25周年記念特別プログラムとして吉田勧持先生によるエキシビジョンレクチャーが予定されており、非常に内容の濃い一日となることが予想されます。

日本構造医学研究所の東研究員は、5G環境の到来により緊急度の高まった人体内のレプトンによる影響を、臨床面から一歩ずつ着実に捉え、検証した結果を報告する。レプトンは当然目に見えず挙動も不確定であるが、臨床症状との対応、そして理論に基づく処置の有効性評価によって間接的にレプトン作用を捉えようとする試みである。
その方法は頭頚部周辺に愁訴をもつ患者の頭蓋叩打テスト、スクリーニングテスト、X線画像との整合性確認、診断、ベリポック砧の処置、硬膜脳髄反射による愁訴と診断の変化や他処方との比較による。

3年連続で意欲的な研究発表を重ねる神奈川県の原口誠氏は、ヒトを生物学的に、また文化的に現在の形へと至らしめた「道具を使用すること」という霊長類の特長について、そもそも論から紐解き見直す。それは構造医学療具の本来の性能の引き出し方や、自在な活用といった臨床家にとって興味深い各論へと展開する土台でもあり、また患者や術者の意識・心理についても踏み込む。

長らくの社会問題たる認知症高齢者の自立支援に取り組むのは千葉県の関谷康夫氏である。同氏のデイサービスには自立度の低下した認知症高齢者が50名以上在籍するが、自立回復、身体機能改善、清潔保持、栄養摂取等々の取り組みに対しては認知機能低下高齢者には様々な抵抗性があり、実施不十分、あるいは不能なケースが大半だったという。しかしベリポック砧の導入によって、認知症中核症状に変化はないが、周辺症状の改善を通して支援が円滑化する事例が多く見られたと報告する。

この他にも非常に濃密な発表が予定される。
124名にベリポック砧による加療をし、うち47名が睡眠薬・精神薬を服用、改善に伴い脱薬・減薬となったのが41名であるが、そのなかで特に妊娠、出産、子育て中の女性達が抱える悩みに向き合い改善へと導いた3例の報告。
自施設内での2度目となる構造医学による心肺蘇生体験の報告。昨年度の千葉での停電という特殊環境下での施療報告。獣医師による地表導電現象の継続研究。自作し工夫した処置具による突き指への臨床例比較や、「習得が難しい」と感じた骨盤部への側臥位法を、創意工夫により容易とした具体的方法など、コロナ禍での難しい臨床の傍らで、精力的に研究を行う発表者9名の、第25回記念大会にふさわしい挑戦が予定されている。

第25回大阪学術会議抄録集

  • 構造医学療具類についての考察
  • ベリポック砧を使用した臨床報告(妊娠・出産・子育て中の女性の悩みと向き合って)
  • 施設内における心肺蘇生体験2
  • 特殊な環境下でベリポック砧を使用した症例報告
  • ベリポック砧による硬膜脳髄反射の臨床からの考察
  • 地表導電における現象の解析について
  • 認知症高齢者の自立支援におけるベリポック砧の活用
  • 「外傷の母」いわゆる突き指に対する画像的意義
  • 仙骨うなずき運動介助による骨盤環整復の考察
  • 開会式 11:30
  • プログラム終了 16:40(懇親談話会は開催しません)
  • 会場 グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)
  • 住所 大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51
  • 学術会議会場 12階 特別会議場

参加申込

  
医学会員の方           
7月末頃に送付の払込票、または下記振込先への納入を以て参加申込が完了します。納入以外のお手続きは不要です。
登録維持費の納入について
払込票

払込票に黄色枠で囲った登録維持費が記載されている方は、参加費と併せて納入ください。

日本構造医学会への登録維持費(2,200円)は毎年納入頂いておりますが、3年分を一括納入出来るようになり、大変好評を頂いております。ご希望の方は学術会議参加費に併せて納入ください。
ただし、如何なる理由によっても前納金の返還は出来ません。

  
新規入会して参加
新規入会の方は、下記の日本構造医学会入会フォームからご登録下さい。入会費用は【新規登録料5,500円+登録維持費2,200円(いずれも税込)】。入会完了後、参加のための資料を郵送します。
  
ゲスト参加
入会せずに参加できるゲスト参加は、下記のゲスト参加フォームから申し込み下さい。ただし、ゲスト参加は一度きりですので昨年度もゲスト参加した方は適用できません。
日本構造医学会事務局
電話:096-212-8288(平日9:00~15:00)
FAX:096-364-9910(24時間受付)
銀行名 ゆうちょ銀行
受取人口座 日本構造医学会(ニホンコウゾウイガクカイ)
口座番号 (郵便振替口座)01700-2-99875
(ゆうちょ銀行口座)店名179 当座 0099875
   

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〇 払込手数料はご負担ください。